世田谷区の双子支援制度、子育て支援などを分かりやすくまとめました。
双子の親子にとって世田谷区は住みやすい街なのか?親目線で支援制度や住環境などをご説明していきます。
目次
世田谷区の多胎支援・助成制度
まずは双子や3つ子など多胎児を育てている家庭向けの支援・助成制度をご紹介します。
双子家庭(多胎家庭)で利用できる制度は以下の4つです。
- ヘルパー訪問支援
- タクシー料金助成
- ファミリーサポート(お預かりサポート)
- ふたご・みつごの会
いずれも多胎児家庭に限定された行政サービスです。
それぞれどんなサービスを受けられるのか以下にて詳しく説明しておりますのでご確認ください。
ヘルパー訪問支援(ツインズプラスサポート)
家事や育児のお手伝いをしてくれるヘルパーさんを無料で派遣してくれるサービス。
3歳未満の多胎育児家庭、多胎児を妊娠中の家庭が使える制度です。
双子ママお役立ち度:☆☆☆(3点満点)
概要 | 家事や育児のサポート (掃除、洗濯、買物、離乳食づくり、沐浴介助、授乳や離乳食の介助、オムツ交換など) |
利用料金 | 無料(利用時間上限あり) |
対象者 | 妊娠中、0歳~満3歳未満のお子様がいる多胎児家庭 |
手続き | オンラインにて申請 https://www.shinsei.elg-front.jp/tokyo2/uketsuke/form.do?id=1644976710937 |
利用できる日時 | 午前9時~午後5時(月曜~土曜)※日曜・祝日を除く |
詳細URL | https://www.city.setagaya.lg.jp/mokuji/kodomo/001/003/d00190837.html |
双子や三つ子のママさんは、とにかく育児や家事が大変。寝る間もないくらい忙しい毎日が365日続きます。ヘルパー訪問は、そんな多胎児家庭をサポートしてくれるとても有り難い制度。
育児サポートだけでなく、家事のお手伝いもして頂けるのでとても助かるサービスです。
「面倒見てもらってる間に仮眠が取れた」「作り置きの料理を作ってもらって助かった」などママさんの負担を減らすことができます。
タクシー料金助成
乳幼児健康診査や予防接種などを受ける際に利用したタクシー料金の助成です。
この制度は年齢区分ごとに0歳から3歳の誕生日前日までの間、毎年24,000円までのタクシー利用に対して助成金がもらえます。
年齢区分 | 助成対象期間 | 上限額 |
---|---|---|
0歳児 | 出生日から1歳の誕生日前日まで | 24,000円 |
1歳児 | 1歳の誕生日から2歳の誕生日前日まで | 24,000円 |
2歳児 | 2歳の誕生日から3歳の誕生日前日まで | 24,000円 |
しかし、限られたシーンでのタクシー利用でしか助成の対象にならないため、注意が必要です。どんなタクシー利用に対しても助成してくれるわけではありません。
利用の範囲が限られるので、正直あまり実用的な制度ではありません。使い方にもっと自由度があると良かったのにと感じました。せっかくの支援制度なのでもっと多胎育児家庭に寄り添った制度に改正されることを望みます。
双子ママお役立ち度:☆(3点満点中)
助成の対象となるタクシー利用例
・医療機関や総合支所での乳幼児健康診査
・予防接種
・産後ケア事業
・総合支所健康づくり課等の窓口での相談
・多胎児家庭向けの交流会等のイベント
・総合支所で開催される離乳食講習会や歯磨き講習会といった母子保健事業等
上記のシチュエーションで利用したタクシー代が助成の対象となります。また、助成金の支給申請を行う際に「領収書」または「レシート」が必要になります。捨ててしまわないようにしっかり保管しておきましょう。
※乳幼児健診や予防接種以外での通院(例えば風邪を引いて受診したなど)では申請を認めてもらえませんので、注意が必要です。
ファミリーサポート
ファミリー・サポート・事業は、子育ての手助けが欲しい人(利用会員)と子育ての手助けが可能な人(援助会員)をつないでくれる地域サービスです。
ファミリーサポートの利用したい多胎児家庭には優先的に援助会員を紹介してもらえます。ファミリーサポートは、通称ファミサポとも呼ばれています。
ファミリー・サポートは、自治体ごとに法人へ委託しているので利用できるサービス内容が異なります。
世田谷区のファミリー・サポート利用について
世田谷区のファミリー・サポート(利用者向け)の「利用会員要件」や「依頼できる内容」「依頼できない内容」「利用金額」などについてご紹介します。
※2023年現在の利用時間
1歳未満 | 上限3時間まで |
1歳以上 | 上限4時間まで |
利用会員の要件
・世田谷区に在住していて生後43日から小学校6年生までの子ども持つ保護者
※登録は、生後43日未満の子の保護者や出産前の方でも可能
依頼できる内容
子どもの預かり(短時間)
仕事や買い物、他の家族の通院などで外出しなければいけない時、疲れたときなど一時的に短時間預かってもらいたい時に利用可能です。
保育園・幼稚園・小学校・習い事などの送迎
上記のような保育園や幼稚園・学校・習い事などでの送り迎えで利用可能です。ただし、公共交通や自動車・オートバイを使っての送迎は原則禁止となっています。
依頼できない内容
- 病児の預かり
- 病児の送迎(医療機関への送り迎えも)
※お子様の病後の預かりは以下の確認が取れた場合に可能
1.医師の診察を受け、他人に預けても問題ないことを確認した
2.発熱や嘔吐・下痢をしていない - 医療行為(薬を飲ませる・つけること、エピペンの使用も×)
- 調理や洗濯・掃除などの家事援助
- 保護者など、責任ある大人への引渡しができない活動
- お子さまの入浴補助
- 別世帯のお子さまのお預かり
- 自動車やオートバイ(自動二輪)を使っての送迎
家事などは依頼できないので、家事をお願いしたいときは、ヘルパー訪問支援制度などを活用しましょう。
利用時間・利用料金
利用時間:7:00~21:00(但し、両会員が同意した場合は6:00~22:00の間も可能)
利用料金(謝礼金):1時間 800円(兄弟姉妹を2人以上預ける場合、2人目以降は1時間400円)
ふたご・みつごの会
双子や三つ子などを育てる保護者の方は、育て方や家事との両立などで悩みが尽きません。
ふたご・みつごの会では、多胎児を育てる保護者様同士の交流を持つ場を区がセッティングしてくれて、。多胎児を育てる家庭ならではのお悩みなどを相談できます。先輩ママからアドバイスもらえたりするので、一度行ってみるのもいいと思います。
ふたご・みつごの会は、世田谷区の児童館やおでかけひろばで定期的に開催しています。下記の世田谷区のサイトに載っている各施設のイベント情報から開催情報を確認することができます。
おでかけひろばの方が子どもの面倒をみてくれるので、保護者同士が話しやすいと思いました。
その他の支援制度
世田谷区では、その他にも多胎家庭に限らず、子どもがいる家庭なら受けられるサポート制度がたくさんあります。例えば「せたがや子育て利用券」では、10,000円分の利用券がもらえて、様々なサービスが受けられます。
また、「おでかけひろば」では、子どもを遊ばせられるし、サポートの人が一緒に子どもを見てくれるのでとても助かります。家でママ一人で面倒を見るより負担が軽減されると思います。
いろんな支援制度があるので、上手に活用して精神的肉体的な負担を減らしていきたいですね。