双子ママが選ぶ「双子用の抱っこ紐おすすめ10選」育児環境や月齢に応じてチョイス

双子の抱っこ紐

抱っこ紐は数あれど、「双子育児に向いている抱っこ紐」という観点で選ぶと、何が最適か迷ってしまいますよね。

育児環境や赤ちゃんの月齢などの条件によって、どんなタイプの抱っこ紐がおすすめなのかを、2歳の双子男児の育児に奮闘中の双子ママライターが解説いたします。

実際のところ、「双子用の抱っこ紐」って必要なの?

「双子用抱っこ紐の必要性」については双子ママ界隈でも度々話題に上がります。先に結論から言うと…必要か否かは家庭環境によります!ちなみに、筆者の家庭には必要ありませんでした。

なぜかというと、子ども達が生まれた当初の我が家の環境はこんな感じでした。

  • 生後3ヶ月まで里帰りをしていて、実母のサポートが受けやすかった
  • 生後4ヶ月頃からは双子の夜の睡眠時間が長くなり、抱っこで寝かしつけをする頻度が減った
  • 夫が自営業で自宅にいることが多く、仕事の合間に双子のお世話をしてくれた

ありがたいことに、ワンオペで四六時中双子のお世話をしなければならなかったり、一人で双子をどこかに連れていかなければならない…という状況が少なかったのです。

一方で、「双子用の抱っこ紐があって本当に助かった!」という双子ママ友も何人もいました。双子用の抱っこ紐を愛用していた双子ママさんは、こういうケースの方々が多かったです。1つでも当てはまる場合は、購入を検討してみても良いかもしれません。

上の子(兄弟)がいる

双子用抱っこ紐のメリットは、「両手が自由に使える点」。双子用抱っこ紐があれば、上の子はママと手を繋いで、双子の赤ちゃん達は抱っこで…という移動ができます。

上の子がまだ小さい場合などは手を繋いだりベビーカーを押したりする必要があるので、双子抱っこ紐があると何かと便利です。

大人1人で公共交通機関を使って移動しなければならないとき

混み合う時間帯にやむを得ず電車・バスなどの公共交通機関を使った移動をしなければならない場合、双子用ベビーカーでの移動は非常に難易度が高いです。「こんな混み合う時間に…」という周りの視線も気になるところ…。

また、近年は、双子用ベビーカーを折り畳まなくても乗車できる路線バスも徐々に増えてきてはいますが、まだまだ多くのバスは折り畳まなければ乗車ができません。こういった場合、はじめから双子用の抱っこ紐で移動した方がスムーズに乗車できます。

大人1人で双子を同時にあやしたり、寝かしつけしなければならないとき

双子が「抱っこじゃないと泣き止まないし寝付けない!」というタイプの赤ちゃんで、かつ同じタイミングで泣いてしまった場合、ママがワンオペであやすのは本当に大変です。そんなときに双子用の抱っこ紐があれば、同時にあやしたり、寝かしつけができます。

エレベーターがないマンション・アパートの2階以上に住んでいる場合

双子用ベビーカーのほとんどが、重量があったりかさばったりでママ1人で運ぶには不向きです。そのため、週に1・2回程度の使用であればまだ良いのですが、毎日のようにベビーカーを使って双子を連れ出す場合にはかなりの重労働…。一方、双子用の抱っこ紐ならばベビーカーを出すために階段を往復する必要がないため、負担は軽減されると思います。

ただし、子ども達の月齢が上がって体重が増えていくにつれ、ママの身体の負担も増えるので要注意です!

双子用の抱っこ紐の選び方をタイプ別に解説!

抱っこ紐は形状や機能が多種多様です。どのように赤ちゃんを抱っこしたいかによって、選ぶべきタイプが異なるため、それぞれのメリット・デメリットを解説いたします。

前2人抱きタイプ

前側に2人を抱えられる抱っこ紐のメリットは、「赤ちゃんの様子を確認しやすい」という点です。

一方で、どうしても重心が前に偏ってしまうため、赤ちゃん達が大きくなるにつれてバランスを取るのが難しかったり、腰に負担がかかりやすかったりするというデメリットがあります。低月齢、かつ長時間の使用はしないという前提で使うのがおすすめです。

前後2人抱きタイプ

前後に1人ずつ抱くタイプの抱っこひものメリットは、「バランスが取りやすく、両手の自由度が高い」という点。腰や肩にかかる負担も前2人抱きタイプより分散されるため、比較的長時間移動する必要があったり、電車内で利用する時におすすめです。デメリットは、おんぶは腰がすわった頃からでないと使えない点や、着脱には慣れが必要な点。身体にかかる負担を少しでも軽減したい双子ママには、こちらのタイプの購入をおすすめします。

購入前には適応月齢を要チェック!

すべての双子用の抱っこ紐が首がすわる前にも対応しているわけではありません。

  • 首がまだすわっていない赤ちゃんでも使えるかどうか
  • 生後何カ月から使用できるのか

など、購入前には必ず適応月齢・適応体重を確認して、安全に使用しましょう。

双子用の抱っこ紐おすすめ5選!

先ほどご紹介したケースのように、日常生活の中で2人を同時に抱っこする必要がある方に向けて、双子用の抱っこ紐でおすすめを紹介します。

ツインズキャリーコネクト

前後バランスよく2人同時に抱っことおんぶで保持できる抱っこ紐。日本のメーカーが開発・製造を手がけているため、安全性に優れています。

首がすわった頃から使用でき、ウエストベルトタイプで肩の負担を軽減できるのも魅力。

TwinGo Carrier Air

アメリカ発の人間工学に基づいて作られた双子専用の抱っこひもの軽量のメッシュタイプ。約1000gの軽量設計で、通気性も優れています。

また、1人用の抱っこ紐としても使用できるため、ママ・パパが一人で双子を抱っこする場合も、ママ・パパが1人ずつ抱っこする場合も、この製品を買っておけば安心です。

TwinGo Carrier

同じく、ツインゴー社の、前後に抱っこできるタイプの双子用抱っこひもです。2人合わせて31.8kgまで対応しており、1人ずつ抱っこやおんぶをすることもできます。アメリカとヨーロッパの3機関の安全規格認証を取得しており、安全性も抜群!

先ほどご紹介した「TwinGo Carrier Air」と比べるとコンパクトで、収納ポケットが付いている点が特長です。

ウィーゴツイン

新生児期から使用できる前2人抱きタイプの双子用の抱っこ紐です。双子ママが最も忙しい低月齢時に、二人一緒に抱っこしてあげられる構造になっています。赤ちゃんそれぞれの体重が1600gから使用できるため、低出生体重児も抱っこが可能です。使用期間は赤ちゃんの大きさと体重にもよりますが、通常生後6ヶ月(合計体重が15kg)までが目安です。

ナップナップ ふたご抱っこ紐

双子ママと抱っこひもメーカーのナップナップが共同開発した、双子用の抱っこひも。前に2人抱っこも、前後に1人ずつ抱っこも可能です。体重の異なる年子の兄弟にも使えるのがポイント!パーツを外せば通常の1人用の抱っこひもとしても使えます。

1人用の抱っこ紐おすすめ5選

1人はベビーカーに乗せ、もう1人は抱っこするという場合や、パパや祖父母などの家族も一緒に抱っこしてもらえる場合には、1人用の抱っこ紐があると非常に便利です。

1人用の抱っこ紐としても使用できるタイプの双子用の抱っこ紐を購入して使うという手もありますが、1人用の抱っこ紐はバリエーションが豊富でメーカーによってさまざまな特長があるので、別で購入を検討するのもおすすめですよ。

コニー 抱っこひもサマー

この製品は、筆者も低月齢の双子育児時に非常にお世話になりました!「価格が安い」「低月齢から使用できる」「超軽量(約160 g)」「着脱が簡単」「赤ちゃんをあやしたり寝かしつけがしやすい」「カラー展開が豊富」など、メリットが多く、愛用者が多い抱っこ紐です。低月齢期には毎日大活躍するので、2本持っておいて損はないと思います!

アップリカ コアラ ウルトラメッシュ

2枚の花びらで包むような「ペタル構造」がこの製品最大の特長で、前を大きく開いて赤ちゃんをスッと抱っこ紐に入れられるのが魅力です。

また、背面は「Wトライアングル設計」になっており、肩や腰への負荷を分散できます。さらに、「ママうで抱っこ」という自然な抱っこに近い角度で横抱っこもでき、赤ちゃんの心地よさを考え尽くされています。

sun&beach Margaret Annie(OM-1)

2007年に湘南逗子・葉山で誕生したブランド「sun&beach」が手がける抱っこ紐。リバティプリントらしい華やかで躍動感溢れるデザインが印象的。

日本人に最適なサイズと密着の工夫で、驚きのフィット感の抱っこ紐で、通気性の高いメッシュ素材&オーガニックコットンの心地よさの両方を実現しています。

ベビービョルン ベビーキャリア MINI Air

両手で赤ちゃんを包み込むかのようにぴったりと抱っこするので、赤ちゃんも安心して眠れそうです。フルメッシュ素材なので夏は涼しく、冬は別売りの防寒カバーを使えば一年中快適に赤ちゃんを抱っこできます。

メッシュ素材の抱っこ紐は乾きも早いため、洗濯がしやすく毎日のお手入れが簡単なのも魅力のひとつ。

Sola(ソラ) スリング 高級しじら織り

コウノトリが赤ちゃんを乗せて運んできたゆりかごをイメージしたスリング。

京都の熟練職人がひとつひとつハンドメイドで仕上げていて、夏は涼しく冬は暖かいというスリングに最適なしじら織り素材が使用されています。シンプルなデザインなので、ママのあらゆるファッションに合わせやすいのも特長のひとつです。

まとめ

以上、双子用の抱っこ紐と便利な1人用抱っこ紐のご紹介でした!

「本当に双子を同時に抱っこできるんだろうか…」「子ども達が嫌がらないか不安…」と感じる方は、レンタルをしてみるという手段もおすすめですよ。買うよりも割高にはなりますが、自分や赤ちゃん達に合うかどうかを確かめた上で購入を決めるのも選択肢のひとつにして探してみてくださいね。

ABOUT US
山田 あきこ
活発すぎるほど活発な仲良し一卵性ツインズに日々癒されたり振り回されたりしている双子ママライター。双子の妊娠がわかってすぐのタイミングからTwitterやブログ、書籍などを読み漁り、全国の双子ママ同士で情報交換をし合ってきた経験を生かして双子ブログの記事制作を担当。普段は株式会社YOAKEの役員としてデジタルコンテンツのデザイン・ライティング制作に携わる。